突然ですがあなたは豊ノ島という力士をご存じでしょうか?
豊ノ島は相撲界の中では超ベテランの力士なのですが引退がささやかれる中、2020年2月以降も現役続行を土壇場で表明されました。
その理由が娘さんのある一言によってもう相撲を一回やろう!という事になったそうです。そんな感動エピソードを今回は紹介していきます。
豊ノ島とはどんな力士?プロフィールと成績を紹介
まずは豊ノ島という力士はどんな力士なんでしょうね。知らない方のためにプロフィールもご紹介します。
- 四股名:豊ノ島 大樹(とよのしま だいき)
- 本名:梶原 大樹
- 生年月日:1983年6月26日(36歳)
- 出身:高知県宿毛市
- 身長:169cm
- 体重:166㎏
- 血液型:A型
- 得意技:左四つ・寄り・下手投げ
- 所属部屋:時津風部屋
- 番付の最高位:東関脇
- 優勝歴:十両優勝(2回)序二段優勝(1回)序ノ口優勝(1回)
- 金星の数:4個
豊ノ島は意外と身長が低い部類なのではないでしょか。169cmってどうなんでしょうね。一般男性の30代身長平均が171cmなので少し低いような気がします。でも体重はさすがにお相撲さんだけあって重たいですね!
身長と体重が同じくらいあるのもやはりパワーがあるからこその賜物でしょう。食べるのもお相撲さんの仕事の内の一つといえます。
豊ノ島の息が長い活躍
豊ノ島は高校生活が終わる直前の2002年1月に初土俵を踏んでいます。という事は執筆時の2019年1月で丸々17年土俵人生を歩まれているという事ですよね!普通のサラリーマンならいざ知らず、スポーツの世界でこれだけ長く土俵に上がり続けられるのだけでもスゴイです。
十両優勝から関脇への道のり
2004年5月場所で新十両へ上がるとその後幕内と十両を行ったり来たりするようになります。しかし十両に陥落した2005年9月場所で14勝1敗の好成績で十両優勝を果たしました。
いくら十両とはいえ、力がないと優勝できないからそれなりの技量が備わったと言えます。
その後は横綱から初となる金星を挙げるなど活躍をして2009年9月場所には自身最高位の関脇まで昇進します。
野球賭博問題で謹慎、そして二度目の十両優勝
このまま大関も狙えるのではないかと思われた矢先、突如起こった大相撲界の汚点である野球賭博問題によって謹慎処分をくらいます。
実際賭博にかかわったかどうかは定かではありませんが心労はものすごかったのではないでしょうか。
そのためせっかく上り詰めた関脇の地位から一気に十両まで陥落してしまいました。しかし元はいえば関脇の地位であった地力を生かして復帰場所となった2010年9月場所では圧倒的な強さで自身2度目の十両優勝を成し遂げます。
勢いそのままに翌11月場所でも連日勝ちまくり、14勝1敗で優勝決定戦を戦う成績を収めました。結局優勝は横綱白鳳に負けてしまったものの、豊ノ島は相撲人生で一番輝く成績をこの時迎えたのです。

- 敢闘賞
- 技能賞
を受賞しています。
ケガの影響で成績不振
その後の豊ノ島の成績はじん帯を損傷や腰痛の影響で下降をたどっていきます。さらには2016年にはアキレス腱を断絶するという大けがで再び幕下まで陥落してしまいました。
幕下まで落ちると相撲の世界では給料はなしという状況に陥ります。この頃すでに豊ノ島はベテランの域に達しており、引退してもおかしくない状況でもありました。
でも守るべき家族のために再び土俵に上がり続けます。そんな不屈の闘志で2017年1月場所では6勝1敗の成績で再十両に返り咲きします。
その後は素質で再度幕内まで登りつめたものの、十両に陥落。2020年1月場所では東十両11枚目で4勝11敗と大きく負け越し来場所での幕下陥落はさけられなくなったのです。
ベテランの力士であればあるほど十両から落ちた時が引退がチラつきます。
本人も自覚しており、1月場所の千秋楽時には
場所が終わったから、しっかり考えたい。どうなるか分からない
と引退をにおわす発言をされています。
急転直下の引退撤回!その裏には娘の一言があった
いよいよ引退かと思われた矢先、豊ノ島は2020年3月場所も現役続行を表明したのです。若手に交じっての幕下は屈辱的だし、何より給料が無いのは家族持ちとしてはメチャクチャ痛いはずなのですが、豊ノ島の心を動かしたのは何だったのでしょうか。
泣ける最愛の娘の一言が引退を撤回させた
豊ノ島には最愛の家族である奥様と目に入れても痛くない最愛の一人娘がいらっしゃいます。娘さんは執筆時の2020年は7歳なんですよね。
7歳だから小学校低学年でしっかりパパのお仕事を理解しているはずです。当然引退の事も小さいながらに感じ取ったことでしょう。
そんな娘さんが豊ノ島に言った一言とは
私が貸してあげる
だったのです。何を貸してあげるかというと娘さんのためたお小遣いの事。
要するに豊ノ島が幕下に陥落した場合のお給料が無いという事を理解した上での発言だったのです。私にも二人の子供がいるのですが、子供がこんな風に声をかけてきたらジーンとなっちゃいません?
みじめなままで引退はしたくない!と思うのが男の本音ではないでしょうか。
さらに豊ノ島の奥様からは同じく豊ノ島のライバルである琴奨菊との再戦が果たされていない事をあげ、
「それで悔いはないの?」
と豊ノ島に語られたとのことです。優しいお子様と奥様の説得により、豊ノ島は90%引退をほのめかしていた状態から一転、再起をかけて再び土俵に上がることを決意されました。
豊ノ島自身も
「気力が1回、切れたけど、強い人間になってやろうと思った。今やめるのは中途半端。もう1回、しっかり準備して、それでも大阪で負け越したら、それはそれで」
と気持ちを切り替えておられます。
一度緊張の切れた糸を戻すのは至難の業とは思いますが、愛する家族のためにも悔いのない土俵生活を全うしてほしいですね。
まとめ
今回は豊ノ島が引退を撤回した理由には娘の一言があった!
についてお伝えしました。
パパの気持ちをしっかりくみ取る娘さん、本当に素晴らしいですね!
ファンとしても一日でも長く豊ノ島の土俵人生が長くなることを祈っています。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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