妊娠したからといって好きな事をやめるのはなかなかできないと思いませんか?その中のひとつに
妊娠中なのにカフェインを取りすぎているかも?
と悩んでいるママはいらっしゃると思います。私はドラッグストアで勤務しているのですがつい先日もコーヒーを1日10杯は飲んでいるけど大丈夫?というご相談も受けました。
という事で今回は妊娠中にカフェインを取るとどうなるのか、そしてその危険性について解説していきます。
そもそもカフェインが胎児に影響に及ぼすの?
コーヒーなどに含まれているカフェインは胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。まぁこれはカフェインに限らず、栄養分もすべて胎盤から赤ちゃんに入って成長していくので当たり前の行為でもあります。
そして赤ちゃんのカフェインを排泄する能力は大人に比べるとまだ発達していません。そのためカフェインを毎日大量に摂取していると過剰に摂取したカフェインを排出できず、体内にカフェインが蓄積されていきます。
赤ちゃんへのカフェインの影響
カフェインを過剰にとった赤ちゃんは統計的に落ち着きがないといった症状が現れやすくなります。
その他にもこんな症状がある場合はカフェインの影響がある可能性があります。
- おなかをこわしやすい
- ミルクを吐いてしまう
- 寝つきが悪い
一時的なものであれば問題ありませんがコーヒーをガブガブ飲んでいる場合はこのような事も起こりえます。
赤ちゃんがカフェインの過剰摂取で影響があるということは大人でもカフェインの取りすぎにも注意が必要です。
カフェインの取りすぎの基準は
毎日大量にカフェインを取ると赤ちゃんに影響が出るということをお話しましたが、実際にどれくらいのカフェインの量が過剰摂取なのかお伝えします。
結論から申しますと過剰摂取にあたる量というのはコーヒーで例えると1日20~30杯ほど飲み続けた場合になります。
だから1日10杯程度飲んだくらいではカフェインの過剰摂取とはいえません。ちなみに私も今までに20杯毎日飲む方を聞いたことがないので、あまりカフェインの飲みすぎにこだわらなくてもいいと思います。
ただしカフェインの取りすぎは赤ちゃんだけでなく、ママにもある程度影響があるのでコーヒーであれば
- 1日2~3杯程度(カフェイン量にして200㎎~300㎎)
に抑えておくのが無難でしょう。

缶コーヒーや緑茶に含まれるカフェイン量はどれくらい
妊娠中でもついつい飲んでしまうのが缶コーヒーは緑茶ですよね。ではこういった飲料にはどれくらいカフェインが含まれているのか確認しておきましょう。
- 缶コーヒー:約90㎎
- 紅茶:約60㎎
- 緑茶:約60㎎
- コーラ:約50㎎
- 栄養ドリンク:約115㎎
缶コーヒーであれば1日2~3缶くらいに抑えておいた方がいいでしょうね。また体がキツイからといって栄養ドリンクをガブガブ飲むのはあまりオススメできません。
栄養ドリンクは意外とカフェインの量が多く含有しているので1日1本程度にとどめておきましょう。
さらに気を付けないといけないのは日本茶です。コーヒーよりかは日本茶がいいだろうという考えもありますが日本茶の場合でいうとカフェインの量はコーヒーの約3分の1程度含有しています。
日本茶を1日2~3リットル取っているのであれば飲みすぎといえます。カフェインも気になりますがむくみの原因にもなるのでのどが渇くからといって飲みすぎるのには気を付けましょう。
カフェインレスの飲み物ってどんな種類がある?
お茶にはカフェインが入っていないように思えますが先ほど伝えた緑茶の他にもウーロン茶にもカフェインが入っています。ではカフェインの入っていない、いわゆるカフェインレスの飲み物を最後にご紹介しておきます。
- 麦茶
- ドクダミ茶
- そば茶
- ルイボスティー
カフェインレスのお茶はどれも健康によくて妊娠ママにピッタリのお茶ばかりです。特にルイボスティーは体の老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるといわれ、若返りのお茶ともいわれています。
味もさっぱりしていて飲みやすいですよ!
まとめ
今回は妊娠中のカフェインの取りすぎについてお伝えしました!
本文中でも述べましたが少々コーヒーを飲む程度であれば全く問題はありませんのでカフェインを摂りすぎたかも?と悩まず、飲みたい時は飲む!程度で大丈夫ですよ。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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