この記事をご覧になっているという事は1歳のお子様がいらっしゃるという事ですよね。お子様の成長ってきになりますよね。私はドラッグストアの店長を務めていますがママやお母さま、さらにはおばあちゃんが来店されて『カルシウムありますか?』とよく来られるんです。
カルシウムは人間にとって必要なミネラル分ですが、摂取する理由を聴いてみると
『子供の背を伸ばすためにカルシウムをとりたい』とのこと。
確かに子供の発育にはかかせないカルシウムですが、今回は1歳のお子様が必要な1日のカルシウム摂取量に焦点を当てて解説していきたいと思います!
1歳のカルシウムの吸収率は大人と違う!年齢による吸収率の違い
実はカルシウムってめっちゃ吸収率が悪いんです。
カルシウムの腸内吸収率は健康な大人で約20~30%ほどしかありません。という事は摂取したのにもかかわらず、ほとんどが体外に排出されるという事になります。
しかしこの吸収率なんですが人生に3回ほど変化する時期があるんです。
乳児期のカルシウム吸収率
乳幼児、つまり1歳の時期は骨を増やしてスクスク育てる時期ですよね。この乳幼児の時期は母乳の場合でいうと約60%ほどカルシウムを吸収してくれます。
ちなみに1日の摂取量でいうと約80~140㎎ほどとなります。母乳に含まれるカルシウム量というのは一定していて最初の6か月は270㎖、その後減少していきますが230mlといわれています。ただ少なくなるとはいえ、これだけあれば十分1日のカルシウムは補える量です。
1歳児のカルシウム摂取量の注意点としてはこの時期に骨量を増やしても、骨自体は新陳代謝を繰り返し絶えず新しいものに生まれ変わるため、1歳を過ぎても継続してカルシウムを取ってもらうのがベストですね。
1歳児のカルシウム1日の摂取量の目安
1歳児であれば約400~500㎎のカルシウム摂取ができるように心がけてください。でもカルシウムを取らないといけないのはわかったけど簡単に手っ取り早くとりたいですよね?
であればこんな商品なんかもありますよ。どうせなら美味しく飲めるものがいいですよね。
思春期のカルシウム摂取量はダイエットによって変化
思春期に入るとカルシウム摂取量は約40%ほどといわれています。大人の吸収率からすると若干アップしているんですよ。
でも思春期での急激なダイエットには要注意です。思春期のダイエットにより極端に体重を落としてしまうと性腺機能に異常をきたしちゃいます。
そうすると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が抑えられてしますのです。エストロゲンは骨からカルシウムが溶け出るのを抑える働きがあります。
つまりエストロゲンが分泌されないと骨量を増やしていく事ができなくなるのです。

妊娠中こそカルシウムをたっぷり摂取しよう
胎児は1日に164㎎ものカルシウムを体内に蓄積します。なぜかというと、これは正常に生まれた新生児が生まれつきもっているカルシウムの平均28~30gを妊娠5か月以降の180日間でため込まないといけないからなんです。
そのため妊娠中のカルシウム吸収率は通常成人よりも若干アップしています。しかしそれと同時に尿中へのカルシウム排出量も多くなっているので積極的にカルシウムを取る必要がありますね。
まとめ
今回は1歳のカルシウム1日摂取量はどれくらい?という事でご紹介しました。子供の成長にも大人にとっても必要なカルシウム、意識して摂取して欲しいと思います。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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